今日、チャンネル桜の経済討論「消費税導入後のアベノミクスうんちゃら」を
視聴していて、その討論番組内で参加されている産経新聞論説委員の田村さん?だったかが
発言していたのだが、「為替(ドル円)の推移を日経平均に当てはめれば、すでに下がっている」
との発言があった。
まさか~w だって~ 上昇トレンドを我が国の日経平均は刻んでるぜ~?とか思ってたけど
本当に???? なって思ってきたので検証してみた。
まずは、民主党政権時から安倍新政権に移行された2012年10月から週足で先週までのデータをSBI証券からCSVで入手しグラフを作ってみた。
グラフを見てもらいたい。
赤いラインが、補正前の日経平均、黄色のラインがドル円(右軸・下に行くほど円安)、そして
緑のラインが補正後の日経平均となる。
考え方としては、『1ドル=100円』を基準値と仮定し(これはいろいろな考え方があると思うが)
民主党政権時に2012年10月5日の週足終値が78.65円/ドルで日経平均が8,863円であった。
100円を基軸にしているので約27%、「円」が強いことになるので、8863円に27%増しにしてみると10,388円となる。この時点で見掛け日経平均は10,000円を割れていたが実際のドル円為替補正を加えると10,000円を切っていなかった事がわかる。
この要領で順次、週足ベースで計算していったのが、上記グラフである。
さて、赤いラインの日経平均は、オレンジのトレンドラインの通り、見掛け上、上昇トレンド中のように見える、ほとんどの国内投資家は異論は無いのではないだろうか?
しかし、補正後の緑ライン(青のトレンドライン)を見てもらいたい。
なんと! 先ほど論説員が言っていたとおり下降トレンド刻んでいるぅうううう
これは、なにを意味するのか? 日本の金融を支えているのは残念ながら海外の投資家が支えている。 海外投資家が稼いだ「円」を「ドル」に替える事によって、円を売ってドルを買う行動、つまり円が余る状態、円の価値が下がる状態、円安状態になる。
これが始まったのはグラフを分析すると今年の8月頭には始まったのではないかと思う。
日本はこの頃、消費税増税から四半期が過ぎ、経済状況の結果が見え始め、状況が良くないと判断した海外投資家が手仕舞いを始めたのかもしれない。先ほど記述した「円」から「ドル」への交換を、開始し円安が進んだのではないか。
安部総理は今年の12月に消費増税10%への是非を決めると言っているが、上のグラフが物語るように、増税すれば、さらに補正後の日経平均は下がる方向に動くと予測できる。また、さらに「円」が安くなる可能性もある。 また、円安にならないのであれば、赤ラインの日経平均が下がることとなると思う。
第二次安倍政権の支持率を支えているのは、この株価に有ると私は考えている。
個人的には安部総理に長期の政治をしてもらいたので、今回の消費税の増税は先送りにしてもらいたい。
景気に冷水をかけるようなことをしてはならないと思う。
ただ、一投資家としては、どのような状態になろうとも会社の資産運用を任されている以上、最善の行動をしていきたいと思う。
今日は、なんだか長文になって読みづらい文章だったかもしれないが何かの役に立てばと思い記事にした。
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